寅さんに チャンネル取られて もらい笑い

●おしょう記●おてらハウスは6日から再開しているが、支配人ともども、まだ完全にリズムがとり返せていない感じもする。ギャラリー企画はまだ始まっていないが、ぼちぼちお客さんにも来ていただき、徐々に波に乗り始めているところか?と、いう話は置いておいて、なぜかここで急に「寅さんネタ」。そうあの「フーテンの寅」の寅さんである。

●そもそもは、春先からNHK・BSで「フーテンの寅」の48本完全放映が始まっていて、前半で24本。そして現在放映中の後半の24本を見始めたところから始まる。

実は、住職はリアルタイムでの「フーテンの寅」にはあまり興味を持っていなかった。もちろん、国民的人気を誇っていたことは知っていたし、何本かは映画館で見たこともあるし、TVの放映でも何回も見ている。

しかし、今回のシリーズで改めて通しで見ると、今まで感じなかったほどに面白く感じることに気がついた。リアルタイムの頃は、こちらがまだ若かった?こともあり、人情の機敏に通じることもなく、何となく古臭い感覚の映画と思っていたのかもしれない。

●それが今見ると、その古臭さが却って新鮮に感じられるのだ。ギャグもベタだが、最近のお笑いのネタよりも面白いし、70年代、80年代の日本の風物をリアルに背景に描いている山田洋次監督のカメラが、そのリアルさゆえに今見ると不思議にファンタスティックだ。

また歴代のマドンナも、たいていの設定上の年齢より、こちらが上回ったこともあり?、皆魅力的に見えるし、「失恋48連発」といいながら精神的なレベルでは、ほとんどのマドンナと寅さんは恋を成就していたようにさえ思え、うらやましくさえ?ある。

と、いうことで、大方の国民の皆さんに10年遅れて寅さんにはまり、週一のBSの放映を楽しみにするようになった次第。

●そんなこともあって、8月の東京行でも、あえて流行おくれ?の葛飾柴又を行き先の一つに選んだしだいである。しかし平日だったが、今も観光客の足は途絶えていないことを知り、寅さん人気を再確認できたのだだった。

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●しかし、最近NHKの「俳優ー渥美清」の特集番組を見ると、渥美清自身は「寅さん」役にやや「疲れて」いて、何度か脱皮を図ろうとしたことなども知った。あれほどのキャラクターを作りあげたら、逆に渥美清が「寅さん」に飲み込まれそうになるのだろうか?

晩年のインタビューで、(実はもう病気が進行していたのか、かなりしんどそうだったが)、渥美清が「スーパーマンの役者に皆が空を飛べ飛べと言うが、実際の役者は空など飛べないのにね」と、答えていたのが印象的だった。

それでも、やはり住職も、渥美清は「寅さん」が一番だと思う。作られたキャラクターとは言え、あれほど見事な人物造形は今後とも見られないだろう。そしてその「寅さん」を生かす背景、まわりの人々の造形やストーリー、日本各地の風景の描写など、これは山田監督の才能の成せる技もあるだろうが、遅ればせながら「フーテンの寅」を「日本映画」の金字塔と認識し始めている住職であった。



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