バガボンド

●おしょう記●祇園祭の鉾立ても終わり、いよいよ京都市内は祇園祭モードになりつつある。今年は比較的梅雨明けが早そうで、鉾の巡幸前後も良い天気になりそうだ。と、いうような話とはがらっと変わって、今回は「バガボンド」の話し。知る人ぞ知る「宮本武蔵」のマンガ版である。

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●なぜ今「バガボンド」かというと、実はこの7月6日まで、東京の「上野の森美術館」で作者である井上雄彦(いのうえたけひこ)の個展が開かれていた。その名も「井上雄彦、最後の漫画展」。

ある雑誌でこの企画を知ったのが、終了の2週間ほど前。井上雄彦といえば、かって少年誌の「スラムダンク」で一世を風靡し、その後、吉川栄治の「宮本武蔵」を原作とした、この「バガボンド」の連載や単行本でも絶大な人気をほこる漫画家である。すでに連載開始後10年近く、単行本は28巻を数える。

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住職もこの「バガボンド」をずっと単行本で読んでいて、そのストーリーもさることながら、彼の画力に圧倒されていて、これなら十分美術館での展覧会も可能ではないかと思っていたので、それが現実化しているこの展覧会にぜひ行きたいと思ったのだが、日程と遠距離ということで不可能かと思っていた。

●ところが、たまたま本山の研修会に来ていた、知人の東京の住職にこの話をしたところ、「良かったら代わりに行って資料などでも買ってきますよ。」と言ってもらえた。

それから1週間ほどのち、その住職さんから「展覧会に行ってきたので資料送ります」と電話が入り、翌日画集やポストカードを送ってもらえたのだった。

彼の話によると、朝の9時過ぎぐらいに美術館に行ったら、午後からの当日券の引換券がもらえて、実際に入場できたのは午後2時半ぐらいだったそう。それだけ入場制限しても中は満員で、ゆっくり見ることもできなかったといっていた

実際土日は予約以外の入場は不可能だったそうで、他府県からだと泊りがけでないと入れないかもしれないと言っていた。

実は彼自身は「バガボンド」を読んだことがなく、そこまで絶大な人気をほこっていることに逆にびっくりしていたみたいだった。いずれにしてもお疲れさまでしたというだけだが・・。

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そんなことで送ってもらえた本がこれだが、実はこれはまだ前哨戦で、このあと「美術展」の正式な本は、この展覧会の様子も含めて、後から発刊されるらしく、その予約券が一緒についていた。

●ある美術評論家が、井上雄彦こそ、正当な日本美術の継承者であるとまでいいきり、円山応挙や鏑木清方とさえ比較していたが、そこまでかどうかは別にして、連載の途中からペンをやめて筆でマンガを描き続けたことも含めて、今後、井上雄彦は「漫画」を超えていく可能性さえ秘めているように感じる。

また、彼を通じて若い人たちがそのルーツとしての日本美術などにも関心が向かえばそれはそれで頼もしいことかもしれない。
それにして、なぜNHK教育TVの「日曜美術館」で特集しないのだろうか?

●話はまた変わって、祇園祭の宵山16日の夜、おてらハウスを開放してゆるやかパーティー会場としているので、よろしければどなたでもお気軽にお立寄りください。
 ーー時間、夕方~夜ごろ。入場無料、飲食物若干。何かおもちよりいただければそれはそれで大歓迎です。







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  • バカボンド。

    Excerpt: まだ、29巻でないのかなあー。 これから武蔵はどうなるんだろう。。 めっちゃ気になるぅー ((≧ω≦*ノノ 小次郎の子供のころは、可愛くて好き 井上雄彦氏はだ.. Weblog: カズの熱血!漫画道。 racked: 2008-10-21 18:32