インド旅行記 2

●2月8日(4日目)
朝5時台に列車内で目を覚ます。時間の経過とともに車内もだんだん活気づいてきて、チャイや食べ物を売りに来たり、洗面に通う人が増えてくる。

せまい空間に老若男女、さまざまな人種や宗教の人がいながら、自分のベッドの端に他人が腰をかけていても、わざわざ隣の席から電源のコードを引っ張りにきても、さほど気にしていないようだ。知らない間柄でも、気軽に色々な人と声をかけ合っている。

自分のテリトリーや権利に関して、極端に神経質な日本人は見習いたいほどかもしれない。とはいうものの、実はベッドに置いていたバッグからこぼれ落ちていた?カメラを、ちゃっかり向かい側のインド人の女性が自分のケースに入れてしまっていたことが後で判明した。

悪気はなかったかもしれないが、もう少しで大事なカメラを失くすところだった。冷や汗・・・。

●午前8時半ごろ、十数時間の列車の旅を終え、インド北部の町アグラへ到着。あわただしく列車を降りる。

アクシデントで、午後から乗る予定の列車がキャンセルになり、今日はアグラ泊ということになり、ゆっくりアグラ城や世界遺産のタジマハールを見学できることになった。

画像


アグラは、16Cから17Cにかけて栄えたイスラム教のムガール帝国の首都が置かれた街。そしてアグラ城はムガール帝国の居城であり、何代もの王が住み続け、豪華な大理石の間や、当時は宝石が埋め込まれていた(大半は後にイギリス軍が持ち去ったそうだ)彫刻などで飾られている。

そして亡き妻のため、かのタージマハールを作った第5代の王シャージャハーンが、あまりの浪費のため息子に幽閉され、ひそかに河の向こう側に見えるタージマハールを偲んだと言われる場所でもある。


昔、多くの余興が繰り広げられたアグラ城中庭で、パフォーマンスをする日蓮宗の谷口氏
画像


●つづいて、いよいよインド屈指の建築物、タージマハールへ。やはりインドでここははずせないだろう。

画像


話は変わるが、このツアーで流行っていた?もののうちの一つがオヤジギャグ。元々は今回添乗していただいたサライ旅行社の奥村ジー(インドでは、さんのことをジーとよぶので、旅行中こう呼ばれていた)が、ことあるごとに連発して、それに刺激を受けたおじさん連中が負けじと連発するようになり、ついに長年自ら封印してきた住職まで火がついてしまった。

そして満を持して?放った作品が「タージマハールを見た人は皆、その美しさにマージハマール」 (チャンチャン)

ちなみに奥村ジーの定番ギャグは「インドの挨拶は昼はナマステー、夜はノマセテー・・・・」

とにかく評判にたがわず美しい建築物で、白亜の色といい、形といい、大きさといい、さすがにシャージャハーンが若くしてなくなった妻のために、財力の限りをつくして全イスラム世界から、最高の技術者を集めて作ったことだけのことはある。

記念写真は皆、こんな感じで撮っています
画像


ちょうど日曜ということで、大勢の観光客が訪れて、遅くまで賑わっていた。

●夕食はホテルから近い中華レストランだったが、わざわざオートリクシャーを手配してもらい、ぐるぐるアグラ市内を走り回ってもらい、遠まわりして到着。これ以外にもいろいろな場所で、奥村ジーの手配で馬車やリキシャーも体験させてもらうことができた。

画像


このオートリクシャーは住職お気に入りで、手頃な大きさといい、その気になれば何人でも乗れる?ことといい、ぜひ日本でお参りなどに使いたいと思った。

レストランの入り口で踊っていた女の子
画像



●2月9日(5日目)
このツアーのもう一つの流行りがトランプの「大富豪ゲーム」。何しろ延々と何時間もの移動をしなければならないので何か時間つぶしが必要。

この日も午前10時半ごろから約8時間の列車移動。普通ならうんざりするところだが、このトランプのおかげで時間のたつのが早かった。列車の1コーポネントを占拠し、いい年をした、おじさん、おばさん8名が必死になって順位を争う。

わざわざ街で、結婚式の時に使う帽子本物のお札!を使った首飾りを買い、大富豪になった時にはこれを身につけることができる。

画像


せまい車内で席を移動することは困難なので良い目印になった。インドだけにゲームの名も「マハラジャゲーム」。ホテルでのゲームも合わせて、旅行中に計100ゲーム近くしていたかもしれない。

夜、いよいよベナレス到着。

●2月10日(6日目)
朝5時起床。バスでガンガー(ガンジス河)へ。ヒンズー教徒の聖地。ある意味もっともインドらしい場所。そして予想にたがわず素晴らしいところだった。

薄明の中、小舟で岸からすこし離れたところを移動しながら、だんだんと朝日に照らされ浮かび上がってくる岸壁を見る。そそり立つ美しい建物群。祈りをささげる不思議な姿のバラモンたち。そして沐浴する人々。これはもう、幻想的を越えて、ほとんど異次元の世界だった。

向こうの方で遺体を焼いている。近くでは撮影禁止
画像


画像


ここでの目的の一つが、ぜひ自分で沐浴をするということ。河のそばでは死体を焼いているし、いろいろなバイ菌が混じっているとかの噂があったが、近くで見ると意外にきれいそうだったので、すでに沐浴経験のある杉若和尚と二人でエイヤと河に入る。

観光客の好奇の目を浴びながら
画像


登る朝日に向かい、三拝しながら、水の中に頭まですっぽりと5回つかるのが流儀らしい。何とか5回こなし、ついでに少しだけ泳いでもみる。とにかく、とても気持ち良かった。ガンガーを訪れる人にはぜひお勧めだ。

●同日、午前中には仏教遺跡の大事な一つであるサールナート(鹿野園)を見学。ここは、悟りを開かれたお釈迦様が初めて説法をされたところ。ここをもって初めて仏教の教え(法)が動き始めたので、「初転法輪」(しょてんほうりん)というお釈迦様の生涯でも重要な位置づけがされている。

画像


「この法輪のそばでは必ず恋が成就すると言われています。ホウリン(フォールイン)・ラブ」(杉若和尚作)

「お釈迦様が最初に説教をされた時、決してお弟子さんたちに強制はされませんでした。
 あなたたちの自由にしなさい。居るなーと、去るなーと(サルナート)・・」(住職作)

近くの博物館で、杉若和尚がもっとも美しい顔という仏像や、インドの国章にもなっている4頭のライオンが頭についた像などの見学も。

杉若和尚が最も美しいとお墨付きの釈迦像
画像


スリランカ寺院前で、ちょっとインド人?してみました
画像


●スリランカ仏教寺院などでお参りの後、観光客専門の土産屋へ。住職もここで家族への土産なども買ったが、同行の女性の一人、林佐世子さんはサリーをご購入

実は林さんは、おてらハウスでも展覧会をされたことがあるキルト作家。今までは日本の風景を中心に制作されていたが、今回のツアーの成果をもとにインドをテーマにした作品を制作される予定だ。

サリー姿の林さん
画像


そしてその展覧会の時には、ぜひ会場でサリーを着てお客様をお迎えしたいということで、今回、サリーを買われたというわけだ。制作にはやはり1年以上の歳月がかかるらしいが、完成のあかつきには、ぜひまた、おてらハウスで展覧会を開催していただきたいと思っている。

●ベナレスから7時間!のバス移動の後、夜、仏教聖地のブッダガヤに到着。バタンキュー。

(インド旅行記 続く)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック