感動のコンサート

●みやこ記●今年の夏は、セミの声がより大きく感じられます。鬱蒼と茂った庭木に、並んで身体を震わせるセミを数えてみたら20、21、22・・・すごい、数え切れません。

●セミの声が、木から地面を通り、私の身体全身に伝わり全身が震えているような気がします。

庭では、無数の抜け殻も一体化して、毎年のことながら「セミのコンサート会場」となっています。日に何度も自然の演奏を聞き、酔いしれている私です。

●夫と息子がお盆のお参りで忙しい中、悠長な気分ですねと言われそうですが、先日は本格的なコンサートに出かけてきました。

「佐村河内守 交響曲第一番 “HIROSIMA”核兵器のない世界を子どもたちに」(京都コンサートホール)の演奏会です。

私が、広島生まれの被爆2世で全聾の作曲家佐村河内(さむらごうち)さんのことを知ったのは、2年ほど前のことです。

35歳で聴力を失い、耳鳴り、頭痛などに悩まされ、抑うつ神経症など、不安定な状況のなかで創作活動を続けておられます。そのかたわら難病や障害のある子どもたちと交流を深めて来られました。

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●「交響曲第一番」は佐村河内さんの平和への想いと核兵器廃絶の願いがこめられたもので、昨年は広島で開催された「G8議長サミット」で、第一楽章と第三楽章が演奏されました。

その後知人から「8月に京都でコンサートを」という話を聞いた時、「すばらしい」と思いつつ「8月やったらお盆の真っ只中、私にはご縁がない」とあきらめていました。

コンサートが近づくにつれて、佐村河内さんと京都でのコンサートのことを、新聞や雑誌、テレビでも取り上げられるようなってきていました。

京都で、日本初の全三楽章演奏です。「こんな機会はもうないかもしれんよ」と夫の後押しもあり、急きょチケットを手に入れました。

●チケットをゲットしたものの、突然の来客があれば「アウト」です。当日、なんとお客さんは午前中にあり、急いで昼食を作って、お参りに行く夫と息子を送り出してから、北山の京都コンサートホールに向かいました。

会場はすでに多くの方々で賑わっていました。私の顔見知りの人は、案内係などのスタッフで声をかける雰囲気ではなく、ちょっと緊張して席につきました。

前から4列目、私は最後まで大きな音に耐えられるだろうか。いよいよ京都市交響交響楽団の方々が入場され、秋山和慶さんの指揮で始まりました。

演奏が始まって、私のなかでは、その場はいきなり65年前のヒロシマとなり、「闇」のなかで人々が声にならない声を
あげているような感じを受けました。

佐村河内さんが苦悩しながら作曲されている姿も浮かんできます。不思議に絶望感はないのですが、私の緊張度はなかなか下がりません。

「闇」のなかに時々「光」も見えてきます。曲が進むにつれて、今度は緊張から興奮へと変わってきました。

第二楽章が終わり、第三楽章へ、いよいよ最後というところに何度も鐘が鳴り響きました。

「光」を感じる鐘の音、興奮度はどんどん上昇・・・佐村河内さん、すごい!!秋山さん、感動です!!
心が揺さぶられ涙があふれる・・・隣の若い女性も泣いている様子・・・。

会場の観客1600人の拍手は止まらず・・・作曲家佐村河内さんがステージにあがられました
われんばかりの拍手・・・ここでまた感動です!!

「核兵器のない世界を、ここにおられる皆さんといっしょに」というような内容でマイクを握られた作曲家の挨拶にみたび感動です!!1年で一番忙しい時期に、「超感動」のひとときでした。

●夫の体調は、暑いお盆のお参りを心配していましたが、無事ひと段落しほっとしています。
8月後半から月末にかけて、お寺での法事が続きます。

私は9月の「臨床美術 脳いきいき作品展」の準備を始めていますが、おてらハウスはもう少しお休みさせていただきます。

















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この記事へのコメント

お昼寝
2010年09月06日 13:11
あのコンサートに行かれていたんですね!☆
わたしも行きました。たまたま観ていたワイドスクランブル(すでにYouTubeに上がっていますね!何度観ても感動は薄れませんね)に大感動して、大忙しのお盆の行事もほったらかして京都コンサートホールへ・・・・。

行って大正解・・というより、歴史的瞬間に立ち会えたんじゃないかとおもっています。

佐村河内守さんは本物の天才だとおもいます。
五木寛之さん、辰巳拓郎さん、コロムビアさんのお花がありました。たぶんCDは出るんじゃないかなぁ。
会場には、ラサール石井さん、三枝成彰さん、the brilliant green川瀬さんの姿をおみうけしました。

最後の救済のコラールでおもいっきり泣いてしまいました。

ほんとうに奇跡のような時間でした。


交響曲第一番“HIROSHIMA”は東京交響楽団も演奏していますね。。。こっちもいきたかったな・・・・・。

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