|
■おしょう記■美也子も書いていたが、この1週間で実に3つのイベントに関わってきた。11日の「おてらくご」、15日の地域の少年補導主催の「ジャズコンサート」、17日の「Family」の友情コンサートだ。それぞれ、80名、350名、60名ぐらいのお客さんがあって、ほぼ成功裏に終えることができた。 ■もちろん、それぞれに中心的なスタッフや出演者がいていただいて、こちらはお手伝いぐらいだが、それぞれでいろいろな人に関わって、興行的にも成功ということで、それなりに充実感はあった。 ■ジャズコンサートは、プロの黒人ドラマーも含んだ4名のバンドの演奏に、小さい子供から年配の人までが最後まで熱心に聞いていただいた。まさに地域の老若男女が集ったイベントとなった。 ステージバックの装飾を担当して、思いつきで点滅ライトをハート型にして飾ったのが、雰囲気とも相まって評判が良かって何よりだった。 ■昨日はギャラリーの展覧会とコラボした兄弟デュオFamilyのコンサートを本堂で開催。 あいにくの雪の中、豪雪の滋賀県北部から来ていただいたFamilyの演奏に、それでも熱心なファンの方と一体になったそれこそファミリーなコンサートとなった。個展を開いた松本さんのお母さんも喜んでいただけたし、何よりだった思う。 ■と、いうことで、ここで話は全然変わって、最近どうも「お浄土」の分が悪い。そう「極楽浄土」である。TVなどを見ていても「あの世」を指す言葉は、ほとんど「天国」で代表されている。 これは今に始まったわけではないだろうが、先日などNHKドラマ「ちりとてちん」の中の「地獄八景ー」の落語になぞらえて、草若師匠が亡くなった後で訪れる、地獄の反対を射す言葉でさえ「天国」と説明されていて、少なからずショックを受けた。 まあ、他は仕方ないとしよう。「オーラの泉」などの番組の影響もあるし、いろいろなドラマでも必ず亡くなったら「天国」と表現されているのだから、一般の人があの世は「天国」と思っても当然かもしれない。 しかし「地獄八景ー」の話は、あくまで「極楽」に対しての「地獄」であって、この落語を基にした絵本「地獄のそうべえ」の続編も、ちゃんと「そうべえ極楽にいく」となっている。 もちろん天下のNHKがそんなことを知らないはずはなく、これはどうも今や古典落語の中でさえ「極楽」という言葉は特定宗教の概念だから、極力使わないようにしようという意図である公算が大であるような気がする。 「天国」という概念は元々キリスト教などの概念であるはずである。神との契約において、選ばれた人たちだけが生まれ変わることを許された世界。いわば天上の楽園のイメージであろうか?こちらももちろん「特定宗教」の概念であったはずだ。 しかし今や公然と「天国」は日本人にとっての「普通名詞」となってきているらしい。 ■言うまでもなく、浄土真宗はじめ浄土系宗派にとっては「極楽浄土」が命である。親鸞聖人は「極楽」という言葉をあまり使用されていないようであるが、違う表現で「浄土」のことを述べておられ、晩年「浄土和讃」という歌もたくさん作っておられる。 つまり「念仏=南無阿弥陀仏」という言葉は、「極楽浄土におられる阿弥陀仏に帰依します」という意味であり、浄土がなければ阿弥陀仏も存在せず、したがって「念仏」も存在しないことになってしまう。 これは浄土系宗派にとっては、「大問題」のはずである。いわばその存在の大元がおびやかされているからだ。 翻って、浄土系各宗の僧侶の意識はどうだろうか?相変わらず、「お浄土」を前提にした説教しかしていないのではないだろうか?(かくいう住職もそうなのだが・・) ■確かに、厳密にいうと浄土真宗では浄土とは死後の世界のことだけではないし、熱心な聞法(もんぽう)の人たちだけを対象にしているのなら、それで良いだろう。しかし、多くの普通の日本人を対象に考えるなら、再度、「浄土」とうい言葉が今や一般には「死語」に近い言葉になっていることを認識して。そこから出発するつもりでかかった方がいいのではにかとさえ思う。 ■さあ、そこで「天国VS浄土」である。これは今週末、おてらハウスで開催する予定の「おてら茶論」のテーマだ。 昨秋、初めて開催した「おてら茶論」。今までのお説教などと違って、参加者の人と一緒に「仏教」について、自由に話しあう場として開催する。 まだ定着していないし、方法論も模索中だが、先日出演したKBSラジオのキャスターでもある本多隆郎さんにも注目していただいたし、何人か、ユニークな取り組みと評価もしていただいたが、実は今のところ、参加確定は2名! 前回、10名参加していただいたし(一家5名という大量参加もあったおかげだが・・)、今回も何とか5名以上の参加をと願っている(先の各イベントに比べればうんと控え目な目標だと思うが)に達したいと思っているところだ。 今回も、情報提供はするが、決して教義を押し付けることはせず、むしろ参加していただいた方から、率直な意見をいただけたらと思っている。と、いうことで、これを読まれたあなた、今からでも間に合います。是非ご参加ください。(結局お願いの文章ですねん) |
| << 前記事(2008/02/15) | トップへ | 後記事(2008/02/24)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
松本 崇アート展
先日お知らせしました展覧会が終わりましたので、数点ご紹介いたします。最終日には ...続きを見る |
NANIKA 2008/02/19 14:29 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2008/02/15) | トップへ | 後記事(2008/02/24)>> |